225オプション取引タイトル


第3回 2001年11月02日(金)
吉村 茂光
◆後半に入るぼど儲けやすくなる◆
オプションの売り方にとって現在のようにSQ(11月限の最終日、その月の第二金曜日)が接近したところが一番妙味があります。

この頃になると売り方、買い方の力関係がかなり明確になり、方向性が掴みやすくなることに加え、買い方が将来の変動に期待して割高になっていたプレミアム(時間的価値といいます)が急激に剥げ落ちてくるからです。

昨日おすすめした行使価格10500円のコ−ルは本日の寄り付きで230円でした。
終わりは150円ですから、1日で80円の含み益が生じたことになります。

第1回の解説に例示した11000円コ−ルの80円で2枚売りは、本日プレミアムが25円ですから110円の含み益、100円で売ったプットは95円とまだそんなに下がっていませんが来週、よほど大きく日経平均(原資産といいます)先物
下がらない限り、こちらも急激に値を消していくはずです。

週明けの方針
週明けから正味5日の短期間なので余りリスクはとりたくないという向きは下のようながちがちの作戦で・・
多少リスクはあっても、そこそこ値幅を取れる確率の高いポジションを、という方は下記のようにするのが妥当と考えます。

オプションは株より易しい
「相場はどちらに動くか分からないが大きくは動けない」といった漠然とした相場観でもそれが正しければキチンと収益として跳ね返ってくるのがオプション取引です。
不勉強なセ−ルスなどが「売りは損失無限大ですから危ないですよ」などと見当はずれなことをいって、顧客を脅かしているケ−スがあるようですが、危険なのは株の空売りも同じことです。
オプションの買いは時間を敵にするので買いで儲けるのは至難の業といえます。常に失敗した場合の対処法を用意して臨めばオプション取引ほど簡単で面白いものはありません。

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