225オプション取引タイトル


第5回 2001年11月29日(木)
吉村 茂光


225オプションの価格は先物に連動します。
従ってオプションのポジションをどう組み合わせるか(これをストラテジィ=戦略、といいます)は先物のSQ値(現在の12月限では12月14日(金)の寄り付き値)がどの範囲におさまるのか見当をつけるのが第一です。

本日の先物の動き 
ザラバ10510円まで下げたが、10500円の節目に接近したこと、75日移動平均線にクロスしたことなどのテクニカルな要因と安値を売り込むことの警戒感ら大引けにかけて急速に戻した。ただし、内容を見ると値下がり銘柄が圧倒的に多く、11000円を再度回復するにはかなりのエネルギ−が必要と考えられる。
SQまでに予想外の変動があったにしても、かなりの確率で11500円と10000円の間におさまる公算が大きい。




 オプションストラテジィ
SQまでまだ日にちがあるので時間的価値の減少はおだやかであるが、万一の場合を考え下記のような極めて保守的なポジションからスタ−トしたい。


保守的なポジションとはいえ、3枚で150円の利益というのはもの足りない感じがする。
ただし12月10日頃になると、このポジションに含み益がでてくる可能性が大きい。その頃から時間的価値の減少が急激になるので、その頃にやや積極的なポジションに組み替え利益を大きくするようにしたい。
プレミアムのやや大きい行使価格10000円のプットのみを売る手もある。

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