225オプション取引タイトル


第7回 2001年12月06日(木)
吉村 茂光

●本日の市況
やはり11000円の壁は厚かったということか。連日の米国株高に刺激され一時は11050円まであったが青木建設の民事再生法適用の報道で伸び悩んだところに持ち合い解消のも加わり急速に伸び悩んだ。


●SQまで弱含み持ち合いか?
6度目の11000円台の挑戦であったが、本日も大引けで11000円台を維持することができなかった。SQまで高値11000円、安値10000円の範囲内の動きとみてポジションを組むところか?


●12月3日付けで以下のようにポジションを組み替えるよう提案しました

●上記の提案に基づいて組み替えた結果は以下のようになります。
●評価損にどう対応すべきか?
1)上記のケ−スでは100プット売りは25円と、全部取れてもしれている。まず、このポジションを手仕舞い、まだ110円のプレミアムのある105プットの売りに乗り換える。
2)110コ−ルは160円、2枚で200円の評価損になっているがSQ値が11000円を超えられない方に賭けて、とりあえずは放置しておくことにする。

●組み替え後のポジションおよび損益図は下記のようになります

このようにオプションは株とちがって当初の方針が間違っていてもポジションを組み替えることによって利益の上がりやすい状態にしておくことができます
(上記ポジションの最大利益は230円、別に現実益が75円ある)

●もう一つ下記のポジションも組み替えておく必要があります。
損益図は下記のようになります。


今回は不本意ながら曲がった場合の実例解説になってしまいました。次回から基本的な解説を加えていきたいと思います。

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