7月SQの予想2(JP分析シミュレーション機能)10.07.15
  • 第161回では、WORK分析を使った7月SQの予想範囲について調べました。しかしその後、6/25に今度はJP分析日足で、売りサインが表示されました。毎日チェックている方はご承知のことだと思います。
  • そこで今回は、6/25のサインに基づいて第161回と同じように7月SQ値の予想範囲について調べてみます。
  • 7月SQ日まではサイン点灯後、残り9日です。(翌日は0と数えるため)過去において、サインが表示された日を調べ、SQ値の範囲を予想してみます。
  • 使用するソフトは「JP1000」です。※データが長期に渡り使えるからです。

■過去のサインを調べる

今回6/25に点灯したのはJP分析日足609番売りサインです。
※チャートをクリックすると拡大します。
ソフト利用事例集 第164回 7月SQの予想2(JP分析シミュレーション機能)

SQ日と重ねて表示
※チャートをクリックすると拡大します。
ソフト利用事例集 第164回 7月SQの予想2(JP分析シミュレーション機能)

6/25から7/9SQ日までは、平日換算で、残り10日です。
(※シミュレーション機能では翌日が0日なので操作では9日とします。)

この間で、過去どのくらいの上限、下限があったのかを調べます。

■シミュレーション実行

609番のシミュレーション
「条件」−「シミュレーション」から609番。
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サインが表示されてから、10日先まで調べます。この場合、入力する数値は「9」です。
「0」だとサイン翌日まで、「1」だと、サイン表示から翌々日までとなります。
今回のサイン日は、6/25。平日の翌日は、6/28「0日目」。6/29「1日目」、7/9「9日目」(SQ日)です。
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上値の目処は、「買いの場合」から「最高値」の損益を、下値の目処は、「売りの場合」から「最安値」の損益を見ます。
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上値の目処は、08/02/20が最大で+642円です。
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下値の目処は、07/12/28に−1791円がありますが、これは年末なので除きます。休みが多いからです。
次に値下がり幅が大きい日は、07/07/23の−1346円です。
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サイン翌日の寄り付きは、9759円です。これを基にSQ値の範囲を予想してみます。
上値の目処
 9759+642=10401円

下値の目処
 9759−1346=8413円

SQの予想範囲は、10401円〜8413円となります。

上の表をよく見てみると、特に下の「売りの場合」ですが、大きな値下がりの日が散見されます。これは、サインが点灯してから、大きく下げる時が多々ある、ということです。
よって、相場は、上にいくより下にいった場合に注意すべきだと分かります。もともと買いサインではなく、「売りサイン」ですからなおさらです。

この時、225オプションを仕掛けるなら、コール側は、10500コール売りまたは10250コール売りでしょう。
プット側は、8500円割れということは、考えにくいので、(SQで残り10日なので)8750プット売りでしょうか。もしかしたら9000円割れもあるかもという予測からです。ただ9000円近辺になった場合、一旦反転もすると考えられます。急落後の急騰です。またSQが近いですから、9000円割れになると困る大口の投資家もいることでしょう。

SQまでの値動き

609番サインが点灯してから、一気に下落しました。一時は、7/6に9092円の安値があり、そこから反騰しています。急落後の急騰パターンですね。
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