図解JP法(106)逆張り投資法のタイミングとは2016.9.26
  • JP法は、逆張り買いに強い投資法です。それは、「勝ちやすき時に勝つ」という基本スタイルをずっーと通しているからです。なのでそうしたノウハウは多々ホームページに掲載さてれいます。毎日バタバタ取引しても、儲からない。ここぞという時に出動し、そうでない日はお休みしましょう。という具合です。
  • もちろん、デイトレードやスイングトレードで儲けている人もいると思いますが、簡単ではないと思います。それより、ここぞという時に特化したほうが、はるかに簡単に儲けられると考えています。
  • 今回は、その1つである2008年5月号・図解JP法(106)のノウハウを紹介します。今から、およそ8年前の内容です。
  • 「勝ちやすき時に勝つ」とは、どういう事なのかというと、下落が続き皆が投げている最中です。日経平均上に逆張り買いサインが点灯し、個別銘柄も多く逆張り買い条件に合格したタイミングとなります。
  • まずは、図解JP法(106)のノウハウをご覧下さい。

■大局判断

「日経平均の短弾が−4以下のポイントを買い場とする」 ※青の縦線が引いてある日です。
図解JP法(106)逆張り投資法のタイミングとは−ソフト利用事例集第366回−
※2015年8月、9月にも短弾が-4以下となっていますが、初期データ不足のため、今回は検証に含めません。

今年に入って、1月、2月が買い場となります。

4月や6月、7月の下がったタイミングでは、点灯していません。
だからといって、使えないノウハウだ、とはならないでしょう。たった短弾−4以下という条件だけで、全ての下落タイミングをピタピタ当てることは不可能です。
こういう条件を複数作って運用するのが、望ましいといえます。


■個別銘柄の条件

長弾−15以下、かつRJ指数7以下

この条件に合格した銘柄が、20銘柄以上の時、買いを出動する。

合格数グラフ
図解JP法(106)逆張り投資法のタイミングとは−ソフト利用事例集第366回−


■検証結果
図解JP法(106)逆張り投資法のタイミングとは−ソフト利用事例集第366回−
図解JP法(106)逆張り投資法のタイミングとは−ソフト利用事例集第366回−
平均上昇率は、31.92%
一番上昇率の高い10%〜20%以上に要する平均日数は、およそ36日です。


■買い出動日

日経平均上に買いサインが点灯し、かつ20銘柄以上合格した日は、後述の2ポイントです。
20銘柄の中から、仕掛ける銘柄を選別します。
合格銘柄のうち、出来高倍率(周期20日)の大きい順に5銘柄を選択
※ユーザーの皆様は、「絞り込み検索」を使いましょう。出来高倍率の並び替えは、「78.相場欄計算」と「79.相場欄表示」を使います。
図解JP法(106)逆張り投資法のタイミングとは−ソフト利用事例集第366回−

仕掛けた銘柄の手仕舞いは、合成チャートで判断します。
※合成チャートとは、複数の銘柄を1つのチャートにする事です。このチャートで判断します。個別銘柄1つ1つはみません。

この合成チャートという考え方もユーザー様のご意見を取り入れた、JP法オリジナルです。他の株式投資ソフトには備わっていないと思われます。
このようにJP法は、こちらからノウハウを押しつけているわけではなく、ユーザーの皆様のご意見をソフトに反映させ、こんにちまで続いているのです。数年で培ったアイデアではなく、三十数年です。


〇手仕舞いのタイミング
サイン翌日の寄り付きから1割以上、上昇した後の初陰線の大引け

〇ナンピンのタイミング
サイン翌日の寄り付きから1割以上、下がった大引け
手仕舞いは、平均買値の1割以上、上昇した後の初陰線の大引け


◎2016年1月21日 合格銘柄 出来高倍率の大きい順に5銘柄を選別
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時価総額チャート
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1/21、632400円から1割下落(569160円)、2/12、551700円でナンピン。
手仕舞いは、3/7、715000円。
平均592050円買い→715000円売り 保有期間 31日


◎2016年2月12日 合格銘柄  出来高倍率の大きい順に5銘柄を選別 ※ETFは除く
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時価総額チャート
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2/12、732200円買い→3/8、850400円売り 保有期間 17日


いかがでしたか?このように、8年前のノウハウであっても、十分に通用する事が分かります。


■JP2000ソフトによる長期検証

日経平均上のサインは、短弾が−4以下で、かつ個別銘柄が20以上合格した日
※下記チャートをクリックすると拡大します。
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検証結果
図解JP法(106)逆張り投資法のタイミングとは−ソフト利用事例集第366回−

  • 合格数グラフのみに注目した場合、日経平均が−4以下にかかわらず、数が多い日は、その後上昇していそうです。JP2000ソフトユーザー様は、合格数のみに注目した検証をしてみましょう。
  • 何か新しい事が分かるかもしれません。こうしたノウハウをもとにしてさらに精度を高めるのは、皆様の腕に掛かっています。
  • いわれたことだけをフムフムきいて儲かるほど相場は簡単なものではありませんから。