急落から上昇に転じた大型株のスクリーニング（投資術の革命）2020.4.17

２月からの大暴落で軒並み銘柄は大幅安しています。大型株もしかりです。 逆張り買いで大型株がたくさん合格してくることはまずありませんが、今回は違います。多数合格してきており、いったい何を仕掛けていいのかに迷うほどです。 そこで今回は、「投資術の革命」の書籍に載っている一番キツイ急落反転型の買い条件である第一番を使い銘柄を選別していきたいと思います。 ＪＰ分析シートを使います。 ■投資術の革命　第一番の条件 週足となります。わたしは５２番にセットしています。 短弾の向きが「４」ですから、短弾が下降から上昇に転じたタイミングを捉えます。 よって、底値ではなく、立ち上がり直後を捉えてきます。 ■２２５銘柄の合格数を見てみる 大型株という事で、日経２２５採用銘柄からに絞ります。 今の相場がどのような感じなのかを合格数検索を使い調べてみます。 上記のシートを使います。 合格数検索が終わったら、グラフを見てみましょう。 ５２番を見ます。 下記のように直近で激増しています。これは、２２５銘柄の多くが底打ちしている事を表しています。 ■２２５銘柄について検索をする 検索日は、２０２０年４月１９日の週です。 検索が終わったら、検索結果を見てみましょう。 ■検索結果　８４銘柄合格してきました。 ここから短弾の小さい順に並び替えます。 上から１０銘柄が買い候補です。 ＪＰ法的に大きく値下がりしたものという意味合いです。 株価の安い順に１０銘柄ならこうなります。 次に「絞り込み検索」を使って、その他の選別方法をしてみます。 ■絞り込み検索の「２３．ＪＰ法検索」 「絞り込み検索」で、ＪＰ分析検索をするには、「２３．ＪＰ法検索」を使います。 同じ内容検索ですから、当然合格銘柄も同じです。 「８０．検索結果」を見てみましょう。先の結果と同じですね。 「７７．業績相場欄計算」をして、ＰＢＲに注目します。 「７８．業績相場欄表示」で並び替えます。 ＰＢＲの小さい順で並び替えます。 上位１０銘柄はこうなります。 今度は、あえてＰＢＲが高いものから１０銘柄 こうなります。 ■日経平均が底打ちした週から直近までの日柄で一番値下がりしている銘柄を選ぶ 日経平均は、底値から上昇しているのにもかかわらず、出遅れている銘柄となります。 直近から４週前が底 「７８．相場欄計算」を使い４週前の株価と直近を比較する 検索日付は、２０２０年４月１９日の週 「７９．相場欄表示」で、値幅の小さい順に並び替える 上位１０銘柄 このように２２５採用銘柄も多く合格してきており、手堅くこの中から選ぶという手法です。目先、すぐには上昇してこないかもしれませんが、中・長期狙いであればいいのではないでしょうか。 まだ企業の決算発表が終わっていません。一応ゴールデンウィーク明けで多数発表があります。合格した銘柄でまだ決算発表が出ていない場合、今は待って、発表日で仕掛けるのもいいでしょう。どうせ悪いですから、そこで底打ちするものもあるかと思います。 今の相場ですが、日経平均は、直近の安値（１６３５８円）から今日の１９８９７円まで３５３９円、率にして２１．６３％上昇しています。このままズイズイと上昇していくとは思えません。目先上昇したとしても、２０３００円近辺かと。リーマンショック時もそうでしたが、一旦上昇してから再びズルズルと下落し、保ち合いです。今回も、再びジリ安が来て１６０００円台もあるように思えます。本格的な上昇は、７月以降ではないかと予想します。 ■２０２０年４月２０日（月） 上の週足シートを日足に入力し、合格数検索をしてみました。 日足でも使えます。