年に一回、大幅下落銘柄投資法

年末（年初）に、前年比で大きく下落した銘柄を買い、一年後の年末に手仕舞う。よくきく投資法の１つですが、果たして本当に儲かっているのでしょうか？ アベノミクスがまだ継続すると仮定して、２０１２年末以降について調べてみました。 ＪＰ２０００ソフトを使用 ■前準備 信用銘柄を選択 個別銘柄のみ※ＥＴＦ、。ＲＥＩＴは除きます。 ユーザー銘柄の１０２番へ保存しておきます。 番号に深い意味はありません。今日が１月２日だったからです。 ここまでの作業で、以降検索する銘柄群は、１０２番シートを使います。 ■２０１２年末 ５０円以上の銘柄とします。 あまりにも安いと、すぐ２倍とかになってしまうからです。１桁台の本当のゴミ株など。 ６．株価指定 １２ヶ月前（１年前）と比較します。 ７８．相場欄計算 ７９．相場欄表示 一年前と比較して下落率の大きい順に１０銘柄をピックアップ 「抽出」を使います。１０番目まで 印刷はしません。 結果 書き込みます。 この１０銘柄をユーザー銘柄管理へ保存します。 ７４．検索結果→ユーザー銘柄 結果を調べるため合成チャートを作成します。 ７３．ユーザー銘柄管理 合成チャート作成 合成チャート日足　仕掛けてから、その後１年間 １年後、上昇率　１７４．５３％　アベノミクススタート年ですから、上昇は当然ですね。 合成チャート　週足 以下同様に調べて行きます。 ■２０１３年末 結果 合成チャート 上昇率　１４６．９４％　およそ＋４７％。まずまずですね。 合成チャート　週足 ■２０１４年末 結果 合成チャート 上昇率　１０９．０３％　一時は、２割程度上昇しましたが、伸び悩み。１２月に下落。　＋９％でした。 合成チャート　週足 ■２０１５年末 結果 合成チャート 上昇率　１１９．４４％　２月には３割以上の下落があり、４月には急騰し＋７６％超えもありましたが、以降は失速。　＋１９％。 合成チャート　週足 ■２０１６年末 結果 合成チャート 上昇率　１０４．３４％　保ち合いの年でした。日経平均は、９月から上昇しましたが、合成チャートは芳しくありませんでした。 合成チャート　週足 ■２０１７年末　直近 １年後の２０１８年末にどうなっているか・・・。 結果 合成チャート　週足 ■考察 毎年、儲けは出てているが、右肩上がりは、２０１２年末、２０１３年末の２年間のみ。 合成チャートの上昇率　２０１２年末以降を合計すると、６５４．２８％。１５７０日経平均レバレッジの上昇率は、２０１２年末以降　４０４．２７％。一応勝ってはいるが、これは、最初の２年間の上昇率が効いているため。 １５７０日経平均レバレッジの上昇率　２０１２年末以降　４０４．２７％ 下落率の大きい順に仕掛けたとしても、まちまちです。成績は段々悪くなってきていますので、仕掛けたとしても年末ではなく、年の途中で一旦手仕舞ったほうがいいのかもしれません。毎年、最低でも＋１０％程度は利益を確保出来ています。これを多いとみるか、少ないとみるかですね・・・。 利益確定した後、下がってくるのを待ち仕掛値を割り込んだら、再び仕掛ける。こうすると回転出来そうです。