下落し続けている銘柄のスクリーニング方法

  • 毎日のように下落し続けている銘柄のスクリーニング方法を解説します。
  • 前日比がマイナス。これが連続して指定した日数続いているという条件です。例えば、5日間、前日比がマイナスという意味合いです。
  • 今回は解説しませんが、もちろんこの逆で、前日比プラスが連続して5日間続いている銘柄もスクリーニング出来ます。
  • JP200ソフトのWORK分析を使います。
■WORKシートに条件を設定する

下落し続けている銘柄のスクリーニング方法 ソフト利用事例集第275回

  • ROC%とは、XX日前と比較して、株価が高いか安いかを%表示したものです。
  • 「指標56.ROC」でグラフが表示できます。
  • 「0」より下だと、株価が下がってる、上だと株価が上がっているとみます。
  • 解説はこちらをご覧下さい。

例.5日間、下がり続けている(前日比マイナス)の銘柄をスクリーニングする

周期が「1」なので、前日との比較。「0」以下なので、前日と比較してマイナスの%、つまり下がっているとなります。
下落し続けている銘柄のスクリーニング方法 ソフト利用事例集第275回

XX日間が「4」で過去4日間。「0」以下なので、前日と比較してマイナスの%、つまり下がっているとなります。
下落し続けている銘柄のスクリーニング方法 ソフト利用事例集第275回

  • 注意点・・・「以下」なので、前日同値だと合格します。


■日経225採用銘柄で検索 2014年5月20日

どんな感じの銘柄が合格してくるか見てみましょう。
下落し続けている銘柄のスクリーニング方法 ソフト利用事例集第275回

例.1925 大和ハウス
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  • 前日比マイナスの条件は、終値同士の比較です。「陽線」であっても、終値が切り下がっていれば、合格となります。

陽線が入ると見にくい、と感じる向きは「指標96.大引陰陽足」を表示させてください。

これなら、前日比プラスは、陽線。マイナスは陰線表示となります。

下落し続けている銘柄のスクリーニング方法 ソフト利用事例集第275回

他の銘柄だとこうなります。「5214 日本電気硝子」
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  • 5日間、下落しているという設定ですが、ピッタリ5日間ではありません。上図のように、「5214 日本電気硝子」で、2014年1月ではたくさんの線が引かれ、5日以上も合格してきます。
  • 従って正確には、「最低5日間以上、下がり続けている」という意味です。5日間かもしれないし、10日間かもしれません。ただし4日以内ではありません。


■合格数グラフ

下がり続けているとはいっても、いつかは反発します。

そこで、下がり続けている銘柄の数が多くなりピークを打ったら、底打ちではないか?という考えも出来ます。

この合格数を計算させるのは「合格数検索」を使います。度々紹介していますから、もうご承知の事でしょう。

このようなグラフとなります。完璧とは、いえませんが、なかなかどうして、ピークは底近辺を捉えていますね。
下落し続けている銘柄のスクリーニング方法 ソフト利用事例集第275回

TOPIXと東証一部の合格数
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今回は、「5日間下がり続けている」としましたが、これを「10日間下がり続けている」にしてみたらどうなるのか?また、逆に「5日間上がり続けている」とした場合はどうなのか?と、色々お試し下さい。

面白い発見があるかもしれません・・・。