■25日移動平均線を使う 移動平均線の周期は、5、25、75、200や13、26などと色々使われていますが、今回は、25日について調べてみます。 深い意味はありません、TVなどで取り上げられることが比較的多いかな、と思った次第です。 分析するのは、日経平均のチャートと、日経平均採用銘柄(225採用銘柄)です。 ■予想では・・・・ 移動平均線が下向きの数と相場の関係性 日経平均が底近辺になると、その採用銘柄の内、25日移動平均線が下を向いている数がピークを迎え、底から立ち上がってくると、下を向いている数が徐々に減り、天井圏でほぼ0となる。 そして下降が始まってくると、段々と下を向く数が増加していく。 移動平均線が上向きの数と相場の関係性 日経平均が底近辺になると、その採用銘柄の内、25日移動平均線が上を向いている数がほぼ0となり、底から立ち上がってくると、上を向いている数が徐々に増加、天井圏でピークとなる。 そして下降が始まってくると、段々と上を向く数が減少していく。 と考えました。 ■数を数える WORK分析日足シートを使います。 例として55番に25日移動平均線が「上向き」の条件を、56番に「下向き」の条件をセットしました。 55番シート 56番シート 数をカウントさせるには、合格数検索を使います。 数を表示させるには、WORKチャートを使います。 「機能」−「WORK合格数」−「%表示」 55番は上向きの数 こうなります。 ※下記画像をクリックすると拡大します。 グラフの転換ポイントに線を引いてみました。※下記画像をクリックすると拡大します。 下向きの数のグラフ 56番シート ※下記画像をクリックすると拡大します。 日経平均が底、天井だからといって、数はピークを迎えません。ずれがあります。 上向きの数と下向きの数を重ね書きしてみました。 縦バーは、その交点直後です。※下記画像をクリックすると拡大します。 一応、見方としては、赤紫線>青線の場合、上昇局面。赤紫線<青線の場合、下降局面。 という見立てとなりますが、そうともいえません。 赤紫線と青線の交点は、相場の転換点となる理屈ですが、こちらもそうともいえず、まちまちです。 直近では、青線が赤紫線を上回った瞬間直後ですから、理屈では、相場は下へ向かうとなります。 ■結論 移動平均線の向きの数で、相場の天底、上昇か下降かを判断する事は出来ない。 ※下記画像をクリックすると拡大します。 90%と10%に線を引いてみました。 表裏一体ですから、どちら一方が90%以上となると、もう一方は10%以下となります。 90を下回って、下向きが続いてきたら(10を上回って、上向きが続いてきたら)相場の転換点は近い、注意点なのかもしれません。 こじつけかもしれませんが・・・。 何か他に気づくことがありましたら、ご教授下さい。 今回は、25日移動平均線としましたが、これを5日や、週足で13週などとして、お試し下さい。 採用銘柄も、日経平均採用銘柄としましたが、ETF、リートを抜いた全銘柄でグラフをみると、違ったことが分かるかもしれません。 ■ETFとリートを抜く方法 「絞り込み検索」を使います。 61.検索対象銘柄選択で、信用銘柄を選択。 44.業種区分で、「その他」以外全てにチェックを入れて実行する。 74.検索結果→銘柄シートを使い、ユーザー銘柄管理へ保存する。今回は例として999番を使用。 ここまでの作業で、ETF、リートを除いた全個別銘柄が999番シートに保存されました。 WORK分析メニューの合格数検索で、ユーザー銘柄「999」を選択します。 2016年9月17日の時点で3605銘柄です。 グラフはこうなります。 |