MAV指標
  • 相場の人気圏・不人気圏を判断する指標
  • 『出来高は株価に先行するか?』この命題には、いろいろは方向からメスが入れられている。MAV指標は、出来高は株価に先行し得ない。という立場で作成された指標である。(ちなみに出来高が株価に先行するという立場の代表格は逆ウォッチ曲線である。)
  • MAV指標の基本的立場は、以下のようになる。
    • 「出来高に関して自明な事は、不人気の時には出来高が少なく人気化したときには、出来高が多いという事である。その株が割安か割高かということには議論の余地があっても人気・不人気というのは、出来高の多寡によって客観的に判断でき議論の余地はない。経験的に言っても不人気の時に買って人気がでたら売るという投資法は、多少時間がかかっても儲かる確率は大きいはずである。」
    • 出来高の多寡によって人気のつき具合を判断するにしても毎日のように激しく変動する出来高からどうやって人気圏・不人気圏を区分けするかが次の問題になる。この問題をMAV指標は2種類の移動平均を計算し、相互に比較する事により解決した。つまり移動平均を利用する事によって、出来高が上り坂なのか下り坂なのか判断しやすくなると同時に長・短2種類の周期を持つ移動平均を組み合わせ、その比率を計算する事によって人気圏・不人気圏を計数的に判定する事に成功している。
    • 尚、基本的見方としては、−30以下で買い場 +20以上で売り場
    • ボトムアップ
      MAV指標が1度目は−30以下を割り込み、次に0を割り込み、かつ直前の不人気圏のボトムを下回らずに上昇した場合は短期的な上昇が期待できます。
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