移動平均 |
- アメリカのジョセフ・グランビルが考案したもので、テクニカル分析の中で最も利用されているものである。長期になるほど信頼性は高まるが、その分遅行性も強まる。
- 市販のチャートブック等に併記されている移動平均は、この単純移動平均である。(他に例えば加重移動平均・指数平滑・スプライン関数等がある。)移動平均を計算する目的は目先のさして意味の無い株価のブレを滑らかにし、そのトレンドを予測したり、その計算期間内の投資家の平均売買コストの近似値を求めるためである。
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G・C ゴールデン・クロス
- 株価が底入れし、上昇に転じると短い移動平均線は敏感に反応しすかざす上昇に転じる。株価の上昇がなお続けば中期線も上昇し始め上に位置していた長期線を上回る。この交 差を大勢上昇相場入りを確認するゴールデン・クロスとよぶ。
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D・C デッド・クロス
- 上に位置していた中期線が長期線を下回る移動平均線の交差をデッド・クロスとよぶ。
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出来高加重移動平均 |
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株価というものはごく短期的には群衆心理によって左右される部分が大である。群衆心理の一番の特徴は主観的かつ自己本意という点。つまりは自分のフトコロ状態と主観的思いこみに基づいて行動する部分が大きいという点である。ここに単純でなく加重移動平均を採用する意味がある。
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仮にある銘柄の終値が2日間とも600円であったとしよう。しかし出来高を見ると1日目は1千株しかできていなかったのに2日目は5万株出来たとすると、この600円を同じに扱っていいものだろうか?
相場の実勢を反映するためには、出来高の大小をも加味しなければならないはずであり、コスト移動平均の方が単純な終値による移動平均よりもより現実的である。
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尚、コスト移動平均はその計算式(株価×出来高の累計)/(出来高の累計)より分かるようにコストに近い値を算出できるが、これは決してコストそのものを表すものではない。よって本来であればコスト平均というのは間違いで、出来高加重移動平均もしくはコストに極めて近い移動平均と呼ぶべきであろう。
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※本ソフトでは、権利落ち修正前、修正後、終値を採用、高値を採用、安値を採用といった様々な移動平均線が描ける
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