モーメンタム(株価)
  • 簡単に言えばある期間の株価の変化率の事。(株価を元にした場合)
  • これが株価ではなく移動平均であったり、出来高移動平均であったりするのであるが、原理的には同じ事である。
  • 計算式は簡単で、10日のモーメンタムを求める方法は当日の終値から10日前の終値を引くだけである。
  • 見方は0より上にあったモーメンタムがさらに上に行けば上昇の度が増していることを示す。
  • 相場は上がっているのに、モーメンタムが横ばいになってきたら上昇率の低下を意味する。
  • 逆に0より下でさらに下がれば、これは下落に拍車がかかっていることになるが、値は下がるもののモーメンタムは横ばいなら下落率が緩くなったことを意味する。
  • モーメンタムで注目すべきは0と交差したときである。
  • 0を下から上へ突き抜けたときに買い、0を上から下へ突き抜けたときに売りと考えられる。
  • モーメンタムと同じ考え方のテクニカル手法にROCがある。ROCは当日の終値をX日前の終値で割ったものである。モーメンタムもROCも基本は「値動き」の傾きにある。
  • 相場が天井や底に近づくにつれて、傾き(モーメンタム)の絶対値は小さくなり、傾きの符号(+、−)が変化するときが売買シグナルとなる。
  • 相場の大きな転換点を示唆することも多々あるが、ダマシが多いことも難点。
  • 本ソフトでは株価や移動平均によるモーメンタムだけでなく、色々な指数を使ってその指数のモーメンタムを作成する事が出来るようになっている。有効な利用法としてはモーメンタムの移動平均などを眺めることにより、相場の大きな流れを分析することが出来る。
  • 流れを視角化出来ることもあり長期のポジションを考える際には見ておきたい手法である。テクニカル手法の初級でもあり一度は自分なりの研究を進めたい手法ではあるが、その他のテクニカルとの併用が有効である。
テクニカル指標88.モーメンタム(株価)−1−
戻る