- 株価の勢いを計る指標で、中長期の局面認識と、短期のタイミングを合理的に統合して、精度の高い意志決定を可能にしようとするものである。
- 0%以上の水準(プラスゾーン)にある時(指定期間12週)の株価は上昇中、0%以下の水準(マイナスゾーン)にある時は株価は下落中であると認識する。0%ライン上は株価の変動がない地点である。
- GCVがプラスゾーンで上昇する局面はより騰勢が強まり、下降に転ずると騰勢が弱まりトレンドの変化が近づいてきたことが示される。
- 株価が下落中である時はマイナスゾーンで推移。水準が低いほど下落の勢いが強いことになる。これも反転することにより下落の勢いが鈍化し、トレンドの変化が予想される。
- 天井付近の過熱状態で株価が騰勢を強めるときや反対に暴落局面で株価が激しく売られるときにGCVは上下に激しく振れる。
- 見方
- +30%・・・反落の可能性がより大きい
- +15%・・・反落の可能性が大きい
- −15%・・・反発の可能性が大きい
- −30%・・・反発の可能性がより大きい
- 週足のGCVで強気ゾーンか弱気ゾーンを確認した上で、日足のGCV(指定期間15日)が効果をさらに発揮する。
- 週足GCVが株価のターニングポイントを表示するのは年に2、3回程度であるのに対し日足GCVではそれをよりきめ細かく表示する。
- 月足GCVは期間を12ヶ月で設定し大局的な相場の転換点をとらえることが出来る。
- 月足GCVの波長はざっと3年程度である。長期の目で見た絶好の買い場、売り場は3年に一度程度しか巡ってこないのが分かる。
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