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第60回 眺めるだけの弁<4/23>

 朝方こそ小泉人気で買われましたが、ほんの短い時間のみあちこち買われ、その後は完全に模様眺め商状で、1日の時間が長く感じられます。

 現在の相場は、迷うことなく「買い」と私は考えているのですが、とは言っても、今日何を買うかといえば、完全に迷ってしまいます。

 銘柄に迷う理由は、まず半導体関連などハイテク株はまだ買いに分がありとは思うものの、今日のタイミングではどうも買いにくいと感じます。値段はもうすでにそれほど安くなく、大型連休前に無理して買う必然性が感じられません。それにTDKのように今期利益半減で大幅安を続けているの目の当たりにすると、いっそ決算発表まで様子を見たいという気持ちにさえなります。
 その点、中低位株は、いったいに決算発表で売られる可能性がほとんどなく、買うならむしろ決算発表前なのでしょうが、こちらのタイプは5月末発表が多いので、連休前に買い急ぐ必要性が感じられません。

 買い急ぐ必要があるとすれば、ナスダックがさらに大幅高になりそうな場合のハイテク株と、市場の流動性がさらに進みそうな場合の中低位株ですが、その可能性は低そうです。

 なんだか仕事をしない言い訳を書いているようですが、機関投資家が模様眺めに徹しているようなのも、現時点ではやむをえないと感じる次第です。


第59回 半導体株の上昇<4/19>

 ナスダック指数が待望の2000ポイント回復となりました。
 今後の上値余地について、いろいろな意見があるようですが、主に日本株を扱う我々にとっては、どこまで戻るかは2の次の問題です。
 現時点では、米国のハイテク株の底入れが確実なものになったこと自体に大きな意味があると私は思います。

 今日のところは、昨日と同じく半導体関連など値がさハイテクを除けば、それほど元気がありませんね。
 中低位株をやっている人は、半導体なんかおれには関係ない、むしろ迷惑だとしらけきっていますが、これはとても不思議なことです。

 もし米国の景気が本格的に失速したら、どうなりますか。日本のデフレ心理はますます加速され、おれの好きな中低位株は米国の株価には関係がないなどとはだれも言ってられないはずです。

 どうやらナスダックの下落に歯止めがかかり、半導体株の基調が転換したらしいということは、とりもなおさず、IT主導の米国の景気に数ヶ月先の明るみが見えてきたということを意味し、日米経済共倒れの不安が薄らぐことにつながります。

 3月半ば以来、日本市場独自に底入れの様相を強めていた矢先に、日米の半導体株高により日経平均が1万4千円乗せとなったことは、投資家全体にとって大変喜ばしいことだと思うのです。

 ただし、現実問題として、中期的には強気転換間違いなしと思いますが、目先的には難しいですね
 アドバンテストのように2日で3000円も上がると、思わず少し利食ってしまいました。
 買いたくもあり、売りたくもあり、です。

 今日のところは、TOWA(6315)の1800円台は出遅れ顕著と見て、買い推奨しました。小型半導体は戻り余地大と感じます。

 その他では、今日見送られている中低位だって捨てたものではなく、たとえば合同製鉄(5410)の105円(5円安)は狙い目と思います。


第58回 日経平均大幅高<4/18>

 今日の上げは本当に嬉しいですね。
 3月28日の1万3800円台が目先の天井になって以来、踊り場だから仕方がないとは思いつつも、正直なところ、主力株の無気力な動きにやや不安な気持ちにさえなっていた矢先でした。

 今夜のナスダックがインテルを軸に2000ポイント台への上昇を果たすかどうか、まだまだ不安が残っていますが、多分大丈夫でしょう。
 このところは、日本の相場のほうが米国に先駆して動いているように見受けられます。それだけ、日本市場に活力が戻ってきた証拠と考えますが、日本の半導体関連の、特に東京エレクの強い動きから見て、ナスダックの一段高は間違いないと考えます。

 中低位株は大人しいですね。値ガサが買われれば、こちらは人気一服というわけなんでしょう。贅沢を言わしてもらえば、今の相場は、本当はそんなケチなスケールであってほしくないんですが・・・。

 ナスダックが2000ポイント台を回復し底入れ感を鮮明にするかどうか、東京エレクやアドバンテスト、京セラなどが一段高して戻り高値を更新してくるかどうか、今夜から明日にかけてが注目だと思います。


第57回 踊り場脱出?<4/13>

 一昨日、「その日は非常に近い」と書きましたが、もしかしたら「近い」なんていうものではなく、まさに一昨日が「その日」の始まりだったのかもしれません。
 一昨日の朝方は、日経平均の反発も鈍く、12,800円台でしたが、後場次第高となり、終わってみたら、13,100円台となりました。そして、その日の夜、米国のハイテク株が待ちに待った急反発を演じたのです。

 もっとも、ナスダック指数が100ポイント高したって、またすぐ売りに押され「往って来い」だよという冷めた意見が多いのですが、今回はちょっと違うと思います。ハイテク株急反発のきっかけが、あるアナリストの半導体株に対しての強気転換表明であり、このアナリストは去年いち早く半導体市況の悪化を予見した人だからです。

 下がり始めるのを予見した人だから、上がり始めも予見できるとは私は思いません。そもそも、株の世界では予言者みたいなのは長続きしません。当たり外れはつねにつきものです。しかし、今回の場合、そのアナリストの強気転換は、結果的に正解になる可能性が非常に高いと私は考えます。

 その理由は、米国のハイテク株の現状は、もはや理屈で株価が動く段階ではなく、センチメント次第で上下に大ブレしやすい段階にあるからです。(たとえば、1ヶ月前、日経平均が1万1千円台のときと今では、株価の居所は20%も違いますが、ファンダメンタルズが変化したためではなく、センチメントの変化によるものが大きいはずです)

 例えば、インテルの妥当な株価水準がいったいどの位なのか、今は特に、だれにも分からないはずです。もし米国経済が日本のように泥沼のような状態に陥っていくとしたら、高値から3分の1になったからもういいだろうなんてことは到底いえません。

 投資家のだれもが、割安のようでもあり、心配のようでもありと気持ちが揺れ動きやすいときだからこそ、有力アナリストの一言が株価の方向を決定づける可能性は高いわけです。そして、株価の上昇は、ハイテク製品や半導体市況の好転にもつながり、米国経済の軟着陸が見えてくるはずです。

 長々とアメリカのことを書きましたが、今の相場は中低位株相場だから、アメリカに関係がない、なんて言っている人がいることは驚くべきことです。
 アメリカの写真相場である必要はないと私も思いますが、日本株の本格上昇のためにはアメリカ経済の調整が現状レベルに止まることが絶対必要な条件だと思います。

 半導体株の上昇なくして米国経済の軟着陸なく、日本株の本格上昇もありえないという観点からは、来週のナスダックは、今週の上げが一過性のものだったか、それともついに底打ちの明確な確認になるか、まさに正念場になりそうです。

 ところで、今日も日経平均は今180円高と3日続伸となっていますが、さすがに模様眺め気分が強いようですね。

 私はこのところ半導体株のことばかり書いていますが、中低位株を馬鹿にしているわけではありません。例えば、商船三井が300円台に乗せましたが、収益の安定性を考えるとなぜ郵船の半値以下だったか不思議なほどです。いったいに、中低位株は将来への不安ばかりが先に立ち、あまりにも安かった銘柄が多いと思います。

 私は、中低位株では、合同製鉄とニチメンにじっくり期待しています。
 合同製鉄は昨日、モルガンの100万株買いで115円まで上昇してきましたが、収益の回復が明確で、今期は復配の可能性もあるのになぜ100円以下なのか不思議なほどでした。(合同製鉄は前期多額の特別損失を計上したため、配当可能な状態にするためには企業会計上の処理が必要ですが、1株あたりの株主資本と資産内容から見て十分に可能と思われます)5月の決算発表を楽しみにしています。


第56回 踊り場<4/11>

 職場の机で初めてこれを書いています。今10時、立合い時間中ですが、日経平均は昨日の下げ幅にも届かない190円の反発に止まっており、模様眺めせざるをえない状況なので、とりあえず書き始めました。

 日本株は、先週末から急速に見送り気分を強めていますが、私は楽観しています。銀行株主導の下げなので、気持ちが悪いという人もいるものの、もともと銀行株には現状では大きく上昇する余地がなかったのだと思います。それは日本の主力株全般に大なり小なりいえることで、いったんは米国株安に逆らって上がりかけたものの、上値魅力の乏しさが、急反落につながったと考えます。

 3月までの相場が、アメリカ経済の根本が崩れてしまうんではないかという不安と、日本の金融システムへの不安と、超ど級で切迫した大きな2つの不安にさいなまれていたのに比べ、今の市場に漂っている不安は、少なくとも切迫したものではありません。不安感や悲観論がない市場がかえって危険だとすれば、現在の市場のムードは投資にとってそれほど悪いものではありません。

 日本株は、米国株との対比でいえば、暗の日本と明の米国で約10年明暗を分け続けたわけですが、今後はむしろ有利になる可能性が高いと私も思います。しかし、現状では、少なくとも米国株のはっきりとした底入れが日本株本格上昇のための必要条件であることは疑いありません。(米国景気に日本経済がおんぶにだっこされている現状で、その先行きへの見通しが悪化するなら、中低位株や小型株ならともかく、主力株が上がり続けられるはずがありません)

 したがって、米国株(特にハイテク株)の底入れの明確な確認が待たれるわけですが、その日は非常に近いと私は考えます。


第55回 本格的に取り組むつもり<4/8>

 いろいろあって、なかなか書けません。会社に自分専用のパソコンがないため、自分の家でしか時間を取れないのがいけないのです。
 恥ずかしながら、私の会社の机は平社員用なので、電話(2台)と株価端末で、ほとんどスペースがなく、よほど小さなノート型でないと、書き物をする余地がなくなるほどなのです。
 今日、奮発して、小型パソコンを買いました。これを明日会社に持っていって、相場とパソコンに本格的に取り組むつもりです。
 相場はいよいよ本格上昇への踊り場にさしかかっていると思います。ここでの足踏みがどの位のタームかは分かりませんが、そんなに長い期間ではないと考えています。


第54回 半導体関連で勝負<3/24>

 先週の展開はまさに予想通りでした。昨年以来曲がり屋の悲哀をさんざんにかこちましたが、先週の売買結果には、久々に当たりが出てきたと自負しています。
 
 21日(木)にはNYダウ、ナスダック指数とも最安値更新となったものの、半導体株は唯一しっかりで、私はかねてからの想定がいよいよ実現すると確信し、当日は半導体関連に相当な強気をお客様に勧めました。すると、翌日起きてみたら、ナスダックが下げ止まっていたので、その時点で女房と成功を祝いました。
 
 まるで浮かれているようですが、慢心して浮かれているわけではありません。ただ、今回の半導体株の上昇は、ゆくゆくは日本株全体の本格反騰につながると考え、どうしても嬉しい気持ちをお伝えしたかったのです。
 
 週明けは、半導体株だけが上がるわけではなく、また先週の急騰株には反落もあると思いますので、がんがん買い続けようとは思いません。しかし、私の予想では今回の半導体株の底入れは正真正銘の本物だと考えます。そして、半導体ばかりが株ではないと考える人も多いと思いますが、もし半導体株の上げが腰砕けになるようなら、たいていの株も買うべきではないと考えます。
 
 思えば、日本株にとって長い下落局面が続きました。去年のナスダックへの連れ高が異常だったとはいえ、IT不況にも、国内の金融不安にも直接関係のない内需関連の銘柄でさえ、半年以上売られてきました。本来だったら、そのような内需関連関連株が反騰のリード役となっておかしくないのでしょうが、いかんせん足が地についた投資マインドが不足しています。反騰をリードするのは、よい意味での「投機」です。
 その意味で、現在までのところ胸のすくような急反発になっているのは、日経平均という指数そのものと半導体関連であることは自然な成り行きと思われます。
 
 2年前のゼロ金利解除の際は、最初の1ヶ月間において文字通りの全面高となりました。今回も、初日こそほぼ全面高となりましたが、おそらく2年前の3−4月とは違った経過をたどるはずです。すなわち、ハイテクが当面、日経平均の上昇を主導し、多くの銘柄の本格上昇はまだ先と考えます。
 
 ただし、ハイテク以外の銘柄がこれから下がると考えているわけではありません。市場から退場を迫られる少数の銘柄を除けば、上昇のスピードはともかく、今が底であることはほぼ間違いないと考えます。


第53回 米国ハイテク株の底入れ近い?<3/18>

国内だけでいえば相当な確率で相場は底入れしたようですね。
 焦点は明らかに米国株の動向ですが、私は米国経済の崩壊がない限り、少なくとも主力ハイテク株は週前半にも反転するのではないかと考えています。
 実は、昨日、ものは試しと第一回の国際アナリスト試験に挑戦しましたが、みごと落ちたと思います。
 グローバルワイドな世界では、証券運用に対する理論が単なる理論ではなく、実践的なものとしてますます一般化してきたことを痛感しました。
 勉強せねばと思います。


第52回 いよいよ正念場<3/10>

 昨年9月のインテルショックが再来するかどうかいよいよ正念場ですね。本音をいうと、私自身ものすごく不安です。しかし、日米のハイテク株の底入れのためにはいずれ通らなければいけなかった難所だったのでしょう。
 
 日本の国内だけに限れば、先週は非常に頼もしい展開でした。週初は大和証券が1000円を割るなどきわどい動きで始まりましたが、ほぼ自然体で自律反発に転じ、デフレマインドが急激に訂正されました。もし、インテルの下方修正がなければ、週末の日経平均は相当に上昇したはずです。
 
 今週は、中央三井信託の長期格付けがとうとうジャンク債扱いになったものの、国内問題ではよくも悪くも大枠では不安が遠のき、需給関係の上からは次第に明るさも見えてくるはずです。したがって、問題はナスダックの株価動向にあるといってよいと思いますが、私は冒頭に申し上げたとおりものすごく不安ではあるものの、いろいろ考えてみて「底入れ近し」というのが冷静な意味での正真正銘の本音です。
 
 1月以降、ナスダック指数は安値更新しましたが、米国の半導体株はおおむね安値を更新していません。今週、インテルが安値を切らないかどうか非常に注目されます。また、もし安値を切っても、それが他の半導体株の大幅な下落につながらなければ、米国の半導体株は相当の確率で底入れしていると考えられます。そして最近の関連株の株価動向と株価位置から見る限り、半導体株全体に昨年のような大きな下げ波動が始まる確率は相当に低いと私は考えます。
 
 半導体は、産業の米です。インテルの製品はパソコン向けに傾いていますが、いまや半導体の用途は産業の隅々に広がっており、半導体株の下げはシスコやヤフーの下げよりももっと根本的に経済全般の不調を暗示するといってもよいと思います。だから、今週はものすごく怖いのですが、3月早々の日経平均がたかだかのバリヤーオプション問題で揺さぶられたのが一時的な要因だったように、今回のインテルの減額修正によるショック安は一時的なものに止まると思われます。
 
 怖いけど怖くないという論拠を述べると長くなるので省きます。いずれにしても、経済はものすごい規模での連鎖反応で動いているので、昨年秋に米国で始まったような急激な負の連鎖を眼のあたりにすると、巨大な経済システムがカタカタと崩壊していくのではないかという強い不安に襲われますが、そのような強い不安はたいていの場合、杞憂です。そして、日本のバブル崩壊後のように、漠然とした不安感はあっても惰性的な安心感が抜け切れない場合にこそ、本当の怖さがあるはずです。
 
 今回の正念場は「買い」と判断します。


第51回 バリヤーオプション<3/4>

 先週金曜日は実に陰惨な下げでしたね。
 普段めったに電話の来ないお客から、電話がありました。典型的なバイ・アンド・ホールド型のお客で、株が下がるとむしろ安く買えると喜ぶ人なので、押し目買いの注文かと思ったら、そうではありませんでした。
 
 「おい、いったい日本経済はどうなってるんだ?」と悲鳴のようなような第一声でした。株価があまりにも下がるので、これは日本経済がますます悪くなっていく兆候ではないかと考え、自分の経営している会社の行く末がつくづくにあらためて不安になってきたそうなのです。
 
 無理もありません。先週金曜日は、明らかに日本列島が新たなるデフレ・スパイラルに大きく傾きかけた日だと思います。もしデフレ心理が本格化すれば、投資はまったく死に絶えます。現金が一番なのですから、なにもしない怠け者が一番賢いということになり、日本経済は欧米にさらに10年遅れることにもなりかねません。おそらく金曜日の夜は日本列島のあちこちで、数知れずの人たちが財布のヒモを締める覚悟を決めたはずです。
 
 そういう意味で、週明けの日本株の動きは大変に注目されます。
 
 私自身は、合同製鉄が100円を超えてきたことで、預かり資産の評価額が増え、信用の担保も一息つき、それに金曜の下げの中で最近勧めていたサミー(6426)が東証一部値上がり率の3位となるやらで、バイオリズムの上昇を確信しているのですが、週明けも下げ止まらないようなら、そんな個別の上げ下げがどうのこうの問題ではなくなるのは明らかです。
 
 先週も言いましたとおり、あまり強気は言いたくないのですが、私は週明けについては比較的に楽観しています。
 
 その理由の第一は、先週の下げの要因の一つに、日経平均リンク債にからむ問題があるわけですが、組み合わせられているバリヤー・オプションが発効してしまえば、このオプションの性格上、今後の動きは中立要因になります。むしろ、SECが調査に乗り出したように意図的な売り崩しがあれば、その分は買い戻しになるはずで、今後は上昇要因になります。
あくまでも推定ですが、先週の下げで量的にはほとんどのリンク債が発効(ノックイン)してしまったはずなので、今週の地合いは随分変わったものになるはずです。
 
 ところで、バリヤー・オプションという言葉を知っている投資家はほとんどいないはずです。それなのに、よくもあれだけ多額の債券が募集できたものだとびっくりしますが、おそらく元本保証の低利率債券(0.5%位?)とバリヤー・オプションの売りポジションとに分けて募集したら、少なくともバリヤー・オプションの売りポジションはほとんど売れないはずです。結果論ではなく、このオプションの危険性は、普通に大証で売買されているオプションの比ではありません。
 
 日経平均リンク債では、バブル崩壊後、いくつかの有名上場企業が多額の損失を出して、つぶれかかった会社さえあるはずです。それなのになぜ去年も人気を集めていたのか不思議でなりませんが、企画した外資系はともかく販売した国内系証券会社の販売姿勢にもEB(他社転換条項付き債券)と同じく問題があった可能性があります。
 
 相場の話からはずれましたが、現在の相場状況は、バブル崩壊後改革しようとしてなかなか改革が進んでいない日本経済の中の様々な問題点が、一度に押し寄せてきた感じが強く見受けられます。バリヤー・オプションの問題はその一つに過ぎませんが、週末の東京市場を揺さぶったことは紛れもない事実です。
 
 私は日本経済の屋台骨についてはまだ信頼していますので、行き過ぎた悲観に対しては当然自律的な反転が起こると考えます。


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