★ジャンピング・ポイント投資法メールマガジン★ 第7回 --------------------------------------------------------------------- 実戦的株式投資論               2006.01.20 吉村 茂光 --------------------------------------------------------------------- ◇大衆とは誰のことだ? 「大衆とは自分以外の人間を大衆であると思っている人間のことである」                      (芥川龍之介「侏儒の言葉」) 「幸運は大衆の懐に落ちることはない」(ジョセフ・グランビル) 株式投資ではおおかたの人が損をする。このおおかたの人は大衆と称される。 概して人間は愚かで自惚れの強い生き物である。自分は一流の大学をでて一流の 会社に勤めているからエリートであって、大衆ではないと思っている人が大勢いる。 一流の大学に入れたのは単に人よりも努力したからであり、一流の会社に入れ たのは従順で使い易いと思われたからに過ぎないなどとは夢にも考えない。 己の手腕力量を知らずして相場という戦いに勝てるはずがない。故に学歴社会の 優等生は相場に弱い傾向がある。 ◇乱に利あり  1月18日は日経平均で前日の462円安に続きザラバ安値で764円安と  2日で1000円以上の大幅安となった。大波乱である。このような時こそ  相場で非日常的な利益を稼ぎ出すチャンスでる。   ◇眼鏡が弱気になったら買い  こんな時は安くなった理由やこれから安くなる理由はいくらでも挙げられる  昔から「天災に売りなし」と言われ理由のはっきりした一時的要因で下げた  相場は「知ったらお終い」で理路整然とその理由を大衆が理解した時点から  相場はその方向を転じるのが常である。  私はこの現象を「眼鏡が弱気になったら相場は上がる」といっている。大衆が 知ってしまい、それによって行動を起こした結果、株安が社会問題化し新聞の 一面トップを賑わすようになったら下の古人の教えを想起すべきであろう。  <野も山もみな一面の弱気なら阿呆になって買いの種撒け> ◇とっさに買い銘柄が思いつかなかったら?  今回の下げは理由がはっきりしており、かつ一時的な要因によるものである  ことは論をまたない。  18日の日が底値であるかどうかは別にして異常事態の原因が明らかであり その原因が誰の目にも短期間で解決されるべき性格の場合、相場は長くとも  一両日のうちに反発するであろうことは容易に想像がつく。  然らば何を買ったらよいかということになるが普段の不勉強がたたってとっ  さに買うべき銘柄が思いつかない。  --------------------------------------------------------------------  そんな時には日経平均を丸ごと買ってしまえばよい。つまり日経平均先物を  買うのである。  冷静に考えればそういう結論になるのであるが、信用取引をやっているよう  な投資家は評価損や追い証のことで頭が一杯になっており、逆に先物を売る  ような行為にでがちである。  -------------------------------------------------------------------- 先物が買えなかったらプレミアムが100円台の225オプションのコール  を買うべきであった(160コール、つまり日経平均を16000円で買う  権利は18日115円の安値があった。1日おいた20日には270円の高  値を付けている) -------------------------------------------------------------------- 18日暴落の最中にプロを自称する何人の投資家から相談があった。上記の  ようなことを答えておいたが実行した人は一人もいなかった。(幸運が大衆  の懐に落ちない所以である) ◇これからどうする  私は行使価格15000円のプットと行使価格16500円のコールを売る  ことを薦めている。  2月10日のSQまでは日経平均はこの15000円の範囲に収まる可能性  がきわめて大きいと見るからである。 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ソフトの購入はこちらです。 http://www.neuralnet.co.jp/soft/ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ■ジャンピング・ポイント投資法って何?  http://www.neuralnet.co.jp/master/ ■図解JP法シリーズ 連載中です。  http://www.neuralnet.co.jp/whatjp/ ■ソフトの使い方はこちらに載っております。  http://www.neuralnet.co.jp/howjp/ ■株プログラマーの銘柄採集日誌blog  http://blog.neuralnet.co.jp/ ■免責事項■  投資に関する最終決定はご自身の判断で行いますようお願いいたします。  当社から提供する内容に基づいて購読者が行う判断の一切について責任を  負うものではありません。  当メールマガジンの内容を、当社の許可なく転用・販売することを固く禁  じます。 ■解除、今後一切の連絡が必要ない方  当社までご連絡下さい。そのように手続きいたします。  ニューラルネットシステム株式会社  東京都港区赤坂6−6−4−204  support@neuralnet.co.jp  http://www.neuralnet.co.jp/