2002年4月限を仕掛ける
- 3月のSQ、すなわち3月8日の先物の終値は11900円でしたので、上に1000円はなれているコール(13000円)と下に1000円はなれているプット(11000円)を同時に翌週(3月11)に売ります。
- デルタ値を合わせて売るのでコール・プット共に1枚ずつとなります。13000円のコールのデルタ値は0.20、11000円のプットのデルタ値は−0.20です。
3月11日の仕掛け
13000円のコールを125円で1枚、11000円のプットを125円で1枚仕掛けました。
3月13日 損切り+新規の仕掛け
- 早くも仕掛けた2日後、11000円のプットが仕掛値の2倍以上である285円(終値)となりましたので翌日(3月14日)寄付で買い戻します。さらに500円下にずらしたポジションを新規に仕掛けます。
- 12500円のコールと10500円のプットを同時に売ります。
- デルタ値を合わせて売るのでコール1枚、プット1枚となります。※厳密に計算しますと違いますが、こんなところでしょう。12500円のコールのデルタ値は0.17、10500円のプットのデルタ値は−0.19です。
3月14日のポジション
11000円のプットを255円で買い戻し、12500円のコールを105円で1枚、10500円のプットを130円で1枚、新規売りしました。
その後 4月限SQ日まで(4月12日)
- 持続しているポジション13000円、12500円のコール、10500円のプットそれぞれの終値が仕掛値の2倍とならなかったため、SQ決済となりました。
損益経過図 3月11日から4月12日まで 最終利益は230円となりました。
|