ストラテジーのシミュレーション・初心者編


2002年8月限を仕掛ける
  • 7月のSQ、すなわち7月12日の先物の終値は10610円でしたので、上に1000円はなれているコール(11500円)と下に1000円はなれているプット(9500円)を同時に翌週(7月15日)に売ります。
  • デルタ値を合わせて売るのでコールを1枚、プットが2枚となります。※厳密に合わせると違いますが、だいたいこんなところではないでしょうか。11500円のコールのデルタ値は0.15、9500円のプットのデルタ値は−0.06なのでプットを2枚にし釣り合いを取ります。
デルタ値の比較
225オプション 2002年8月限の仕掛け-1-

7月15日のポジション
225オプション 2002年8月限の仕掛け-2-
11500円のコールを1枚、9500円プットが2枚です。
7月16日 損切りと新規の仕掛け
  • 早くも9500円プットの終値が125円となり仕掛値(60円)の2倍以上となってしまいましたので、翌日(7月17日)の寄付で損切り(手仕舞い)します。もう1つのポジション11500円コールはそのまま持続です。
  • 同時に新たに売りを仕掛けます。11000円のコールと9000円のプットです。500円ずらします。
  • 11000円のコールのデルタ値は0.16、9000円のプットのデルタ値は−0.03なのでコールを1枚、プットを5枚売ります。

7月17日のポジション
225オプション 2002年8月限の仕掛け-3-
9500円プット2枚を105円で手仕舞い、新たに11000円のコールを1枚、9000円のプットを5枚仕掛けました。
7月18日からSQまで
  • 持続しているポジション11500円、11000円のコール、9000円のプットそれぞれの終値が仕掛値の2倍とならなかったため、SQ決済となりました。

8月9日 SQ決済時
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損益経過図 7月15日から8月9日まで 最終利益は275円となりました。
225オプション 2002年8月限の仕掛け-5-
微妙な日 7月26日
  • 7月26日に損失が−139円となりました。この時、9000円のプットの高値が95円、終値で80円となり損切り価格まであと5円でした。高値では損切り価格を越えています。
225オプション 2002年8月限の仕掛け-6-
225オプション 2002年8月限の仕掛け-7-
225オプション 2002年8月限の仕掛け-8-


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