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第5回 2001年02月02日(金)

自分で売買銘柄を決定できるーこれが必勝法の大前提

この2つのノウハウの確立が必勝法の大前提です。

必勝法の一つの手順

1)仮説の設定


週足が短期急落して下げ止まったところを上記のように規定しました。

このポイントはかなりの悪材料があっても株価がそれ以上の速度で(群集心理に追い証が加わり)下げている状態で、過去の経験則からいってかなりの確率で自律反発が期待できるポイントと想定される。


2)確率の検証

これはかなりいい結果です。6ヶ月の時間的余裕さえあれば、100回のうち93回は成功し、7回しか失敗しません。(上記の期間では)

しかも平均上昇率は64.66%と高い値上がり率を示しています。

ここに必勝法のヒントがたくさん隠されています。

 3)日経平均の水準と合格銘柄数の表示

上記は日経平均週足に、前述の条件に合格した銘柄数(検索対象は貸借銘柄のみ)を併記したものです。縦線は合格銘柄が3銘柄以上あったポイントに引いてあります。

3銘柄以上合格したポイントで、合格銘柄を翌週の寄り付きでかったとするとその後の動きはどうなったかを見てみましょう。

(正確を期するために多少長くなりますが全デ−タを下に表示します)


もし合格銘柄を全銘柄買っていれば6ヶ月経過した時点では全て成功していた事になります。

しかし、実際には予算の関係もあり合格銘柄を全て買うわけにはいきません。一番合格銘柄の多かった98年1月18日を例にとり解説していきます。

98年1月18日検索合格銘柄

上記のように買い合格銘柄が表示されます。これを13週移動平均から下方カイ離の大きい順に5銘柄(上の表のジャニス工業からアイボンまで)を買い銘柄として選択します。


へそ曲がりな方のために・・・

たしかに、この期間ではうまくいっている。しかし、もっと別の期間でもうまくいく保証はないと勘ぐられる方のために表記の3年強の期間から、さらに3年遡って確率検証をして見ました。


合格件数は少ないもののこの期間には失敗例ゼロです。どう厳しく見てもそこそこ実用性のある投資手法であることは納得して頂かざるを得ないような気がするのですが・・・

今回、空売りの技法について解説する予定でしたが解説の都合上、別の機会にさせて頂きます。

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