第6回 | 2001年02月06日(火) |
空売りのタイミングと空売り銘柄検索条件(日足編)
空売りタイミングの決定方法(日経平均による)
@50日移動平均が下降トレンドにある
A株価が50日移動平均のプラス3%ラインを上抜けるかまたはそれに接近し50日移動平均を抜けきれず陰線で反落したポイント
上記の条件を充たしたところが空売りのポイントになります。(下記チャ−ト参照)
個別空売り銘柄検索法
@当日RJ指標70以上、前日RJ指標80以上(JP法のプログラムでは下記のように設定します)
A3日周期ハイロ−・バンド売り転換(JP法のプログラムでは下記のように設定します)
7月5日の検索例
合格銘柄合成チャ−トの作成
上記売り銘柄は27銘柄と多いので試みにコ−ド番号の頭の数字を異なった銘柄(2桁目が一番若い銘柄)のみ選択すると下記の8銘柄になります。
上記銘柄の合成チャ−トは以下のようになります。
もう一つの空売り銘柄検索法
上記の条件の方が少し下がったところを売ることになりますが理論的整合性は高くなります。
この条件で検索すると7月5日は合格銘柄なし、7月12日は7銘柄合格。この内、資金効率を考え1000円以下の銘柄のみを選択すると2銘柄のみになり合成チャ−トは下記のようになります。(7月5日に空売りすると多少担がれるので、空売り合格銘柄がなくて正解と思われます)
上記のチャ−トの方が空売りしてからすんなり下がっています。
これまで解説してきた下げ過程の買いの手法と今回の空売りの手法を併用すると昨今のような下げ相場でもかなりのパフォーマンスが期待できるということが納得頂けたかと思います。
確率検証を含めた本格的分析は次回に解説する予定です。