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第11回 2001年03月28日(水)


◇低迷相場の救世主「天の邪鬼メソッド」◇

「ケイ線を覚えたころから曲がりだし」という相場川柳があります。

●この川柳は一面の真理を表しています。低迷相場では株価のボラティリティ(変動率)が極端に小さくなります。このような時期に「上げの兆しが見えてから」買ったり、「下げの兆しが見えてから」売ったりしていたのでは、高値買いの安値売りを繰り返す結果になってしまいます。

「ケイ線が悪くなったら買え」というのが今回解説する「天の邪鬼メソッド」です

天の邪鬼メソッドを発動するポイント

これは上の説明で分かるようにきわめて単純なシステムです。

●多少テクニカル分析に詳しい方は「そんな簡単な方法で儲かるはずないよ」というかも知れません。

●しかし儲かってしまうのです。よく考えながら上の表を見て頂ければ単純なようでもコロンブスの卵的要素がかなり詰まっています。

ちなみに平均株価のチャ−ト上に最初に買いサインの出た7月27日の例を詳細に見てみましょう。

1)貸借銘柄・・・1325銘柄

2)出来高水準5万株以上・・・この段階で適格銘柄は801銘柄

3)株価1000円未満・・・適格銘柄は560銘柄

4)週足RJが20以下の銘柄・・・この段階で合格銘柄はたった銘柄になってしまった。

(ここまでの絞り込みは単に直近大きく値下がりしたある程度市場性のある貸借銘柄を絞り込む作業に過ぎません。この8銘柄の中から比較的早く上がりそうな銘柄を探すのが次の作業です)

5)WORKシ−トによる買い候補銘柄の検索・・・合格銘柄はただ1銘柄「5716日鉱金属」

大抵の投資家は@どんな時にAどんな銘柄を買ったらよいのかという銘柄選択の明確な基準を持っていません。
そのためにあちこちと聞き回り市場のコンセンサスはあるが上げ相場にもかかわらず全然上がらない銘柄を買ってしまう傾向があります。
出動のタイミングと売買銘柄を選び出す確固とした手法が確立するまで
株式投資はするべきではありません。

合格銘柄日足チャ−ト

WORK分析で上記銘柄が選ばれたのは順位相関係数が−98以下という条件を充たしていたからです。単純な手法ですが下げ相場の中で全銘柄の中からピタリと値上がりするたった1銘柄をピックアップしてきました。

以下参考までに検索日順に検索合格銘柄と合格銘柄合成チャ−トを列挙しました。

2000年8月3日は検索合格銘柄なし

2000年8月4日は検索合格銘柄なし

ケイ線屋さんの宣伝ではないのでこれ以上当たるぞ、当たるぞとやるのが本意ではありません。この時期、何を買っても儲かるほど甘い相場でなかったのは事実です。そんな時期であっても合理的に考え、合理的に行動すれは危なげなく儲けることができるのだ、という事が納得して頂ければ私の目的は達成されたことになります。

P法のソフトを持っている方はここに書いてある通りなぞって下さい。そうする過程で自分なりのアイデアが浮かぶこともあるし、何よりもシステム売買の良さと難しさがお分かり頂けるはずです。

ここで御説明したことは我々の取引システムの初歩的な入り口に過ぎません。徐々に奥の深い面白い世界にご案内するつもりです。今後ともこのコ−ナ−に御注目下さい。

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