第14回 | 2001年08月07日(火) |
●儲けるために株を始めたのだが・・ 「現実は損ばかりして今では家内に内緒でこっそりやっている始末。しかし、私にだって意地がある。経験もあるし人一倍勉強もした。それなりの自信もある。負けたまんまでは引き下がれない」 こんな人、私の周りに沢山います。だけどいくら「意地」があっても、それで儲かるわけではありません。 「負けるには負ける理由がある」こんな簡単な理屈が分かっていない人が余りにも多すぎます。 負ける最大の原因は「己を知らない」ことです。とりわけ投資経験の長い人、学校のお勉強がよく出来た人にこの傾向は強いようです。 「なぜ負けたのか」「負けないためにはどうしたらよいのか」ということを真剣に考えずに、「運が悪かった」「株屋がガセ情報を掴ませた」などと他人のせいにしているようでは、死ぬまで株をやっていても成功することはあり得ないでしょう。 ●必勝法の要諦 人間は概して自分が思っているより賢くないものです。この認識に立って、誰でも簡単に儲かる時期に狙いを定め、その時に他の人より大きくリスクを取ることです。 株式投資の最大の敵はいわれのない自信です。そしてやっかいなことに、大抵の投資家は自信過剰になっているものです。 何度も同じ事を繰り返すようですが孫子の兵法にあるように「己を知り敵を知る」ことです。 これを相場の言葉に翻訳すると「過剰で根拠のないな自信を捨て、相場の難しさを知った上で、勝負に臨むべきである」ということです。 ●勝ち易き時を客観的に規定する 第一ステップ ◇勝ち易き時を機械的に決定し、その時のみに売買する◇ この時に限り買い銘柄の検索を下記のように実行する。 ●買い銘柄はこうして選ぶ
いかがでしょうか?後から振り返ると長い下げ相場の期間でも、ここで説明したような極めて単純な手法で大方の機関投資家よりも良好な成績が挙げられました。 自分の予測能力などというものを当てにせず、ひたすら単純なル−ルに基づいて売買することが如何に大切かお分かり頂ければ幸いです。 |